2019/01/18 00:00
革製品の製作には様々な道具が使われます。
どの業種でも同じですが、道具が大好きですw (ホームセンターに何時間でも居れるタイプ)
職人の魂がぁ。みたいなロマンチックな感覚ではなくて、単にカッコ良くて惹かれてしまうのです。
そう、一つの製品を作る為に、切ったり削いだり磨いたり。
もちろん全てに道具が存在して、使うたびに「おぉ、コレかっこいいな」とか思ってしまう訳ですよw
ウッドスリッカーという道具です。
まあ簡単に言えば「木」です。
作品のヘリ(コバと呼ばれています) を磨き艶を出す道具。と言えばいいのでしょうか。
磨き用の特殊なクリームを付けて、ただひたすらに磨きまくります。
仕上がるとこうなります。
こういう部分って作家さんそれぞれに手段があって、方法もたくさんあるようですね。
この部分も染色していますが、あえて濃く染めきらず、ムラがあるくらいに留めています。
使っていくと、ここはすぐ色が濃くなるのでせめて初期段階だけでも木のような断面を楽しんでもらえたらと。
(あ、これオーダーいただいたミニモです。かなりパンチの効いた配色でご依頼いただきました^^)
ウッドスリッカーに話を戻しましょう。
色が違うのは木の種類が違うんですよね。
この種類(密度や硬さ)によって仕上がりが変わるので、場所やタイミングで使い分けてます。
革を磨く道具ですが、逆に木も磨かれていて。この道具まで成長しやがるんですw ほんと面白い。
製作時はもちろん、発送前にも磨き上げてから送り出しておりますので、手にしていただけた方、是非スーッと撫でてみて下さい^^
どうやら動画もアップできるみたいなので、次回はミニモの動画でもアップしてみたいと思います!